今日のすれ違いのことと人との関わり方のこと
ダンナがゴミ箱を洗おうとしていた。
バケツを使いたかったらしく、バケツの中にタオルが入っていたので私に聞いてきた。
ダ「これ何?」
私「雑巾だよ。あとで洗うからそのままにしといて」
そう言って私は出かける準備をするため自分の部屋に行く。
着替えてメイクをする間30分ほど経っただろうか、洗面所に行って使用した蒸しタオル(顔用)を洗濯カゴに入れた。
朝、洗濯して干したばかりだったのでカゴの中は空っぽ。
私が入れた顔用タオルだけだった。
ダンナは洗面所で何やら作業をしていたが、その時は会話はなく、私はただポンッと顔用タオルを洗濯カゴに入れてリビングに行った。
私はリビングに入ってすぐにヘアブラシを持ってくるのを忘れたことに気づき洗面所に戻ると、洗濯カゴに入れたはずの顔用タオルが小さく畳まれて洗濯機の上に置いてあった。
私はその顔用タオルを指さし「何やってんの?」とダンナに聞いた。
ダ「洗ったんだよ」
私「いいよ洗わなくて。明日、漂白剤入れて洗うんだから。私がやるから触らなくていいよ」
そう念押しして私はリビングに戻った。
出かける準備が済み、出発までまだ少し時間があったので私はテレビを見ていた。
すると洗面所からダンナの声が聞こえてきた。
ダ「ねぇ、この雑巾(顔用タオル)何を拭いたのー?」
私「それ(バケツ内のタオル)はトイレの壁とか床を拭いたよー」
ここですれ違いが生まれていた。
!!!ちゃんと確かめに行けば良かった!!!
ダンナは端から顔用タオルを雑巾だと思っていた。
私は、バケツに入っている雑巾のことを言っているのだと思っていた。
ダンナはゴミ箱を顔用タオルで拭きあげ「ねぇねぇ!見て!さっき水洗いしたのに拭いたらまだこんなに汚れてたよ」と言いながら私に見せに来た。
ダンナの手には真っ黒に汚れた顔用タオル。
私「はあ?!ちょっとそれ!雑巾じゃないよ!」
外に声が聞こえないように窓を閉める ← ここは冷静w
もう!いい加減にしてよ!
触らないでって言ったじゃん!
いつもいつも要らんことばっかりして!
ダ「だって雑巾だと思ったんだよぉ」
汚れた雑巾を洗濯カゴに入れるわけないじゃん!
もう会社勤め辞めたから穏やかに暮らしたいのに何で私の気に障ることばっかりすんの?
何で私はこう毎日毎日イライラしてなきゃいけないんだよ!
溜まっていた怒りを涙ながらに訴えた。
ダ「ごめん、ごめん、ぷちこ。ごめんね」
そう謝られても怒りは収まらない。
私も悪かったが怒りは収まらない。
いや「私も」じゃなくて「私が」かもしれないが怒りは収まらない。
ずっとずっと自分の気持ちをやんわりと伝えてはいたが気づいてもらえない。
いろんなことが溜まりに溜まっているのだ。
私に責められ、ダンナは落ち込んでいる。
その姿を見ると今度は、私がダンナを虐めているように感じ、ますますイライラした。
私は子どもの頃から自分の本心を伝えることをしなかった。
争いになるのはイヤだし、自分が我慢すれば関係が悪くなることはない。
それから、なにより自分が傷つきたくないからだ。
それでも何度か責められたことがある。
そんな時の私は「なんで私がこんなこと言われなきゃいけないの?私は何も言わずに我慢してるのに。結局、声の大きい人が有利なんだ。悔しい」と、すっかり被害者ぶっていた。
それが今日、自分がダンナを責めてしまった。
そして「溜まりに溜まっていたからだ」と思った。
「やんわり伝えていたのに気づいてもらえないからだ」と。
もしかして………私を責めた人たちは、私にやんわりと伝えてきていたのかもしれない。
私はそれに気づかず、相手のストレスが溜まりに溜まって責められたのかも。
それで責めた人は私と同じく「ぷちこを虐めているみたいだ」と感じたかもしれない。
そうか「やんわり」なんて伝わるわけないんだ。
自分がどうしたいか、相手にどうしてほしいか、ハッキリ言わなくては。
今まで被害者ぶっていたことが恥ずかしくなった。
しかしハッキリ言うのも勇気がいる。
反省はしたものの、これから変わっていけるのか?
正直に言うと、このままでもイヤだしハッキリ言うのもイヤだ。
どっちもイヤ。
これからどんどん歳をとって行く中で、ダンナとの関わりはもちろん大切だけど、私には妹と弟にもハッキリ言わなくてはいけないことがある。
母の介護のこと、どう切り出せばいいんだ?
溜まりに溜まって責めてしまう前にハッキリ言わなくてはいけないのだが………