入院3日目(手術1日後)
手術した日の夜からが本当の苦しみだった。
左手に点滴、右手と胸には心電図と呼吸と酸素飽和度を測る機械。
尿カテーテルに褥瘡予防のテープ。
ベッドの汚染を防ぐため紙オムツに防水シーツ。
両足には血栓症予防のマッサージ機が巻かれていた。
お腹と背中と腰が酷く痛い。
背中と腰はずっと仰向けになっているからだろう。
何しろ両手両足にいろんな物がくっついているし、腰周りはゴワゴワしていて気持ちが悪い。
寝返りをうとうにもスムーズにいかず、力を入れるとお腹の傷に響くのだ。
いろんなチューブや機械を下敷きにしないよう気をつけながら、ベッド柵に掴まってゆっくり向きを変える。
体を捻るとお腹が痛いので、上半身は真っ直ぐに足を上手く使って転がる。
当然スマホをいじる体勢ではいられないが、時間を知るために枕元に置いていた。
置時計を持ってくれば良かった。
看護師さんに痛み止めを点滴に入れてもらう。
ウトウトするが体が痛くてジッとしていられない。
時計を見ると、だいたい30分~45分で向きを変えていた。
夜勤の看護師さんには「頑張り屋さんだね」と言われたwww
動かずにはいられないから動いているだけだ。
看護師さんは朝になると口腔ケアセットを持ってきてくれた。
ベッドを背上げし、歯磨きをするとカラカラに乾いていた口の中がサッパリして、そのまま水も飲みたくなる衝動に駆られたが我慢したw
まとまった睡眠はとれなかったが10時頃の回診で点滴以外の物を外せるようになった。
これで水も飲んでいいことになる。
ミネラルウォーターを手に取ったが、蓋を開ける力が出ず少し苦労した。
看護師さんに手伝ってもらいながら清拭。
トイレで用を足すのに1度目は看護師の見守りが必要とのことでナースコールをしたり、痛み止めを入れてもらったり、看護師さんのおかげで助かることがたくさんある。
昼食は五分粥
夕方には点滴も外れたが腹痛はずっと続いている。
錠剤の鎮痛剤を出してもらい、寝る前に飲むつもりでいたが夕食後酷くなってきたので19時半頃服用した。
夕食から普通食
手術後から微熱は続いていたが、この時点で38.1℃に上がっていた。
その後4~5時間して身体中に汗をかき、楽になっていった。