騙し絵の牙
「シグナル」上映終了時間から20分後が「騙し絵の牙」の上映開始時間だった。
バイトお休みだし、こんなおあつらえ向きなスケジュールを逃す手はないでしょう!
前もって購入していたチケットとコカ・コーラ ゼロのSサイズを手に再度入場口に向かったのであった。
新型コロナウイルスの影響で去年からもぎり無しで見せるだけ、代わりに体温測定をするようになった。
「騙し絵の牙」は塩田武士さんが、大泉洋さんを主人公に当て書きした作品なんですって。
昨秋上映された「罪の声」の原作も塩田武士さんなのだそうだ。
騙し合いバトル、開幕!ってことで、こちらも権力争いが勃発する。
殺人事件は起きない。
クセモノ揃いだが全員ではない。
策略や陰謀、裏切りはある。
これは映画だから突飛なアイデアで面白おかしく進んでいくが、現実に置き換えても生き残るには頭を働かせなくてはならない。
馬鹿正直なだけでは守れないものもあるのだ。
老舗としてのプライドもあり自らハードルを上げて差別化を図る。
ここまでできるのは当たり前、最低限のラインなんだ。
どこに価値を見出すんだ?
売りは何だ?
コンセプトに沿っているのか?
PDCAだ5W2Hだ間を開けるな新規獲得だ単価を上げろ調査しろ人件費削減だ現場に出ろイヤ出るな教育しろ育成しろ求人募集かけろ採用しろ報告しろ提出しろ対処しろミーティングしろ会議には出席しろアイデアを出せ決定事項を落とし込め徹底させろ期限を守れ守らせろ債権回収だ、ちょっと思い出しただけでこんな文字数になってしまったwもう止めよう。
人相手の仕事なのに人が人に思えなくなるからねー。
亡くなったら即!一日でも早くハイ次入れて!ってw物を補充するようにできるわけなかろうがwww
あーヤバい、映画の話じゃなくなってる。
まぁね、どの企業にもあるでしょアレヤコレヤ。
演技力も必要になるよ、騙し合いや忖度には。
映画だからもっとドロドロした騙し合いバトルなのかと思ったが、予測できる展開や伏線も先読みしやすいものが多かった。
でも「お!そうきたか!」というのもありましたよ、もちろん。
当て書き作品なだけに、主人公の飄々としたところが大泉洋さんにピッタリ!
松岡茉優ちゃんは安定の自然体演技。
そして池田エライザちゃんは今日もお美しい。
ミリタリーエライザ最高♪(あ、ネタバレw)
人たらし速水は、この出版業界も経験値にして他業種での続編があっても面白いかも。
2本連続で映画鑑賞できて楽しかったー♪
ちょっとイヤなこと思い出したけど、もう引き戻されないね。
日にち薬。
やっと映画エンジンがかかったことだし、当初の予定どおり今月あと2本観ようっと。