夢は叶わない願いは届かない
立ち向かう気力もない。
闇堕ち中だが、それも記録しておく。
未来の自分のために。
お義父さんの認定調査に立ち会うためにチャタジーは帰省している。
普段であればチャタジーがいない時にこそ家事が捗るのだが、今回は全くやる気が起きず食欲もない。
全くやる気が起きなくても実際に何もしないわけにはいかないので最低限の家事はやるしかない。
暖かくなるこの時期は毎年ウキウキするはずなのに今年は最悪な春だ。
バイトに行くと無神経妖怪がいてフラッシュバックに苦しむことになるし、だからと言って辞めてもあんなに良い条件のバイトはもう見つからないだろうし、何で被害にあった私が辞めるんじゃ!と腹ただしくなるし。
母からは「目が痛い、寝てても痛い、痛み止め持ってきて、食欲ない、痛くてどうしょうもない、気が狂いそう、どうしよう」と何度も電話があるし。
どちらも誰にも相談できない!と言うより誰かに相談しても解決しそうもない、と思って私ひとりで抱え込んでしまうのが私の悪いところ。
しかし目が痛いのは本当に辛かろう。
痛みの原因はわかっても治療法は無く「目への刺激を減らして生活してください」だし。
それを素直に実践する母ではないわけで………。
薬の影響で眼瞼けいれんになったのに、まだ薬に頼ろうとする母が愚かに見える。
内科のDr.が「カロナールくらいなら飲んでもいいよ」と言ってくれたので、熱発の頓服として保管していたカロナールを渡したが「効かん!」と。
┐(´∀`)┌ デショウネ
少しでも痛みが楽になる対処法はないか聞きたかったので井上眼科病院に電話をしてみたが「今日は若倉先生がいない日なので御茶ノ水クリニックのほうに受診してください」とけんもほろろ。
そりゃそうでしょうね、電話でなんとかしようなんて甘い考えだった。
それでも母は「痛み止め、痛み止め」と電話してくる。
そうだ!どうせ目が悪いんだからプラセボだ!とひらめいた。
もし瓶のラベルを見られても文字が小さいので確認できないだろう。
即Amazonで注文し、胃腸薬の空き瓶に入れて「特別に取り寄せた痛み止め」として「朝昼夕食後と寝る前に飲んでね」と薬ケースにセットしてきた。
かわいそうだけど、私には何もしてあげられない。
いや、亡くなった父の悪行を聞くことはできる。
10年以上前に母と離婚して、その数年後に亡くなったので悪行話が増えることはないが、私が子供の頃からずっと聞かされていた父の悪行話。
同じ話を何度も何度も今も変わらず繰り返す母。
それを聞かされる度に消耗していく私。
闇堕ち中の今日はいつもよりもっと消耗したが、その間だけでも母の痛みが紛れたなら我慢のしがいがあったものだ。
しばらくチャタジーはいないしバイトは休んだのでイライラすることはない、ムスメが仕事から帰ってきたら今夜もワンズとゆっくりしよう。
明日はムスメとシナモロール20th&バースデー特集のコラボ商品を見に行く約束をしたので、そこで英気を養うことができたらな………と思う。
私の夢は昔も今も、綺麗なものに囲まれて穏やかに暮らしたい………だけなのに、こんなに難しいことなんだね。