運転手がほしい
一昨日、母から「このあいだの日曜日に灯油缶を持ったらギックリ腰になったんよ、一応あんたに知らせておこうと思って」と電話があった。
聞くと、痛いけど歩けているので病院には行かなくていいと言う。
じゃあ様子見で、ということで話しは終わった。
翌朝また電話があり「やっぱり痛いわ、ヘルパーさんが帰ったら病院に連れて行ってくれん?」と。
なんでダンナがいない時にこんなことになるんだ。
私は車の運転が嫌いだ。
嫌いだし下手だ。
また母宅の駐車場がトンネルみたいな駐車場で、ギリギリ1台しか停められず、何故か奥に行くに従ってだんだん狭くなっていくという最悪の作りなのだ。
それも狭いT字路の突き当たりにある。
バックで停めるため向きを変えるのも一苦労だ。
先週もダンナがいなかったので左後ろを擦ってしまった。
これで2度目だ。
初めて左後ろを擦ったあと左後方ばっかり気になり、右に寄りすぎてトンネルの縁に右のサイドミラーが引っかかってサイドミラーを逆向きに折ってしまったこともある。
もっと小さい車だったら停めやすいんだろうなぁ。
しかし、そうも言っていられない。
整形外科は混んでいるはずなのでヘルパーさんがいる間に診察券を出しに行った。
「駐車場空いてますように………」祈る思いで整形外科の駐車場に入ったが、祈りも虚しく1台分も空いてない。
狭い駐車場でなんとか向きを変えて(←これだけでも強いストレス)出入り口まで戻ると、第2駐車場への案内看板が見えた。
道路を挟んで斜め前にある第2駐車場に車を停め、病院に戻ると駐車場2台分が空いていた。
間が悪い………私なんかこんなもんだ。
思ったとおり病院は混んでいた。
受付の女性に「今からですと診察は11時半くらいになります。午後でしたら2時半に受付けすれば、そんなに待たずに診察できると思いますよ」と言われた。
こう教えてくれる病院は親切なほうだ。
私は早く済ませたいので11時半に母を連れて行くことにした。
11時半まで、まだ1時間以上ある。
母宅で待つのはイヤだし、カフェで時間つぶしする気分でもないので自宅に戻ることにした。
11時半に母を連れて病院に行った時には、ありがたいことに1台分だけ駐車場が空いていた。
本当に心から思う。
「私は母の介護がイヤなのではない、車の運転がイヤなのだ」と。
そして「どうして私だけが運転のストレスを受けながら母の介護をしなくてはいけないんだ!」
「車をぶつけたら修理に金がかかるし、自爆ならまだしも相手がいたらどうすんだよ!自宅の駐車場にも上手く停められない女だぞ!」
こんな気持ち、スイスイと運転できる人にはわかるまい。
母はレントゲン撮影の結果、圧迫骨折の疑いとのことでコルセットと鎮痛剤が処方された。
また2週間後にレントゲン撮影をする予定だ。
「物を持ったり、前かがみの姿勢にならないように」とDr.に言われたが、母は聞いちゃいない。
勝手にすればいいよ。
それと!
妹と弟よ!
たまには手伝え!
関われ!
芦ノ湖からの富士山
↑これは今回のダンナ一人旅2日目に送ってきた写真。
ダンナが病気になったり、いなくなったりしたら運転困るわー。
ムスメは免許持ってないし。
長生きは迷惑かけるからダンナより先に死にたい。