誰かのために頑張ること

誰かのために頑張るには私が私を大切にしなきゃいけないことに気がつきました。仕事人間だったので家庭での記憶が所々抜けています。もう忘れないように日々を記録します。

損か得かを考えたら、得なほうがイイに決まってる。
結局自分に返ってくるなら、誰かのために頑張ろうかな…と、自己中に尽くす主婦のブログ。

大人の発達障害

土曜日の夜に頭痛があり、翌日は朝から喉痛。

その前からダンナが咳をしていたので「ダンナの風邪が移ったわー」と憎々しく思っていた。

何故ならダンナは咳を撒き散らす男だからだ。

注意しても治らない。

せめてマスクでもすればいいのに。

毎日買い物してるんだから無かったら買ってくればいいのに。

親の顔が見てみたいわ。

嘘、見たくない。


夕方にもなってくると皮膚がピリピリしてきた。

熱発だ。

バイトを休む連絡をしベッドに入ったが、ウトウトするも自分のうなされる声のせいで目が覚め眠れなかった。

こりゃあインフルエンザだな、早く薬がほしい………と待ちに待った朝、病院に行く準備をしていたらムスメが「今日、祝日だよ。成人の日」と。

(;; °ω° )マジデスカ

急いで休日当番医を調べると診察券を持っている病院だった。

するとダンナが「俺も行く!」と言う。

私「いいよ、ひとりで行けるから」

ダ「俺も診てもらうんだよ!」

あーはいはい。


ダンナは「ご主人は来院がかなり前でしたので問診票を書き直してください」と問診票とペンを渡され隣で書いていた。

待合室のソファに座ったが、頭から足先までの全身痛と悪寒で体が2つ折りになってしまう。

体温計を受け取りにきた看護師さんが「大丈夫ですか?」と声をかけてくれた。

ここでダンナのボケ発動。

「妻も診てもらうんですけど、妻の分の問診票は………?」


私の心の声「はい始まった。でももう突っ込む体力も気力もないから私は関与しませんよ。どうぞ、よしなに」

ダンナを庇ってる場合じゃねーんだわ、こっちは。


「おふたり一緒にどうぞ」と呼ばれ、診察室に入った。

「まずは奥さんから」と状態の聞き取りとインフルエンザ迅速検査。

結果が出る間にダンナの診察。

ダンナは風邪だった。

すぐに「A型ですね、薬を出しますからお大事に」と声がかかった。

立ち上がろうとするとダンナが、

「あっ!点滴をしてもらえますか?」と言い出した。

いつものことだ。

でも私は関与しないと決めたのだ。

2つ折りのまま、黙って動向を見守る。

2つ折りなのでDr.の表情は見えない。


Dr.「お願いされると断れないのですが………この状態の奥さんを待たせて点滴をするのですか?」

ダ「はい」

Dr.「奥さんが点滴をするのをご主人が待つのではなく、ご主人が点滴をする間、奥さんが待つんですよねぇ?」

ダ「はい」

Dr.「それは………」

ダ「………ああーっ、あっ!いいです!いいです!」


こんな男だから、コイツは。

悪気はないのだ。

驚くほど自分勝手で空気が読めないのだが、持ち前の明るさとポジティブさで周囲の人には可愛がられることが多い。


診察室を出る時「薬が出ますから奥さんは車で待っていてくださいねー!」とDr.が声を張り上げた。

このDr.は、よくわかっている。

しっかり念押ししてくれた、というか指示を出してくれた。

この指示がなければ、私はお会計の時も激混みの待合室に立たされ、その後に薬局にも連れていかれただろう。


帰宅すると今度は「何か買ってこようか?」と聞いてきた。

とにかく横になりたいだけで他には頭が回らない。

ダンナは、こういう時に「とりあえずポカリスエットとinゼリーでも買って枕元に置いておく」ということができない。

指示を待つのだ。

私が「欲しい」と言った物を買ってくることに喜びを感じるようだ。

コンビニがあるんだから深夜でも買い物ができるというのに。


薬を飲んで布団にくるまっている私の横に来て、

ダ「ねぇ何が食べたい?買ってくるから。プリンがいいかなー?」

私「………ポカリ」

ダ「ポカリね!それと何がいい?プリン?アイスクリームかな?」

私「………」(黙って頷く)

ダ「わかった!買ってくる!」


数分後、買った物を持ってきた。

ダ「ポカリは8本買ってきたよ。それとこれプリンね、モンブランプリン美味しそうでしょ。ヨーグルトもいいかと思って3つ買った。それからアイスクリームはバニラと~ストロベリーと~抹茶と~コーヒーかな、どれがいい?」


オメーはアホか!

こっちはそれどころじゃねーんだよ!

サッサとポカリ置いて出てけ!

インフル感染るぞ!

と言いたかった………。

でも可哀想だから言えなかった。



高熱は2日間続いた


火曜日の夜ムスメが、うどんとinゼリーを買ってきてくれたので何とか食べた。

自分が何とかなってくると次に考えるのは母のことだ。

熱が下がっても、さすがに母にデリバリーはできない。


私「今週はママに冷凍食品を届けてくれない?」

ダ「今?」


今なわけがない、今は火曜日の夜だ。

ダンナは、木曜日にデリバリーをしていることを知っている。

知っているも何も、何度も一緒に行っている。

それなのに「今?」などとトンチンカンなことを言うのだ。

これも日常会話だ。


私「今じゃないよ、もく………」

ダ「明日?明日は帰ってきてからアレだからさー」

私「明日じゃない、デリバリーは木曜日でしょ。私の話しを聞いて!」


こうして黙らせないと、勝手にトンチンカンな話しが進んでしまう。

そして私が説明をして、理解するとダンナは「なんだ、やっとわかった」と言うのだ。

そう言われると「私の言い方が悪かったのかなー」といつも悲しくなる。

ダンナに「察する力がない」とわかっていても悲しくなる。


更に今回のインフルエンザに関して考えると、引き籠もりの私が一体どこで感染したのか………?

潜伏期間で逆算すると母を歯医者に連れて行った時だ。

それだ………!

それも、その日は私の美容院の予約日だったのだが、母が「痛い」というので、予約をキャンセルして連れて行ったのだった。

次の予約もインフルエンザでキャンセル。


母のために美容院をキャンセルして、そこでインフルエンザに感染し、またキャンセルって!

((ヾ(≧皿≦メ)ノ))


今日からバイト復帰する。

ダンナは鈍いので、私がいやいやバイトに行っているなんて想像もしていないだろう。

気色悪いオッサンが2人もいるんだよって言ってみる?

言ったところで何か変わるとは思えないけど。