誰かのために頑張ること

誰かのために頑張るには私が私を大切にしなきゃいけないことに気がつきました。仕事人間だったので家庭での記憶が所々抜けています。もう忘れないように日々を記録します。

損か得かを考えたら、得なほうがイイに決まってる。
結局自分に返ってくるなら、誰かのために頑張ろうかな…と、自己中に尽くす主婦のブログ。

アルキメデスの大戦【ネタバレ感想】


私、戦争モノ苦手なんだけどね………

だってさー悲しすぎて苦しくなるじゃんか。

ムスカ的に「あっはっは!見ろ!人がゴミのようだ笑笑」って感じに命を落としていく。

そのひとりひとりに家族がいて、ひとつひとつの暮らしがあるんですけどー!

(p_q*)シクシク


たくさんあるけど、明石家さんまさんの♪ざわわ ざわわ ざわわ~♪のヤツとか「永遠の0」とか「この世界の片隅に」や「火垂るの墓」のようなアニメ作品でも胸が苦しくなるから観てない。


しかし「アルキメデスの大戦」は菅田くんだし、戦争を止めようとした数学者の話しだし「観よう!」と去年から決めていた。


戦闘シーンのVFXが話題になっているので覚悟はしていたが、冒頭部分で戦艦大和が米軍の戦闘機に取り囲まれて猛攻撃を受け、目の前で国力の差を見せつけられながら黒煙を噴き出し撃沈されたというシーン。


OMG((((;゚Д゚)))))))

辛くて胸の真ん中がギューっとなって 苦しい!

この映画はフィクションだが、やっぱり戦闘シーンは辛すぎて泣けた。


未だ連載中の漫画原作の実写映画化だから、ちょっと無理がある流れもあったが、それぞれの立場から国を守ろうとする。

それに人間の金銭欲、物欲、権力欲、名誉欲などが絡み合って、守り方もそれぞれ。

原作だともっともっと複雑なストーリーなんだろうなぁ。


戦争モノは悲しいけど、やっぱり考えさせられるよね。

ちょうど8月は原爆の日もあるし終戦記念日もあるし。


私の父は満州で生まれて、戦後家族全員と帰国できたから運が良かった。

ひとつ間違えば残留孤児だったかもしれないんだから。

「大地の子」だよね、正に製鉄つながりだわ。

若い頃モーターライズの大和のプラモデルを作って浴槽に浮かべたりしてたけど、どう思ってたんだろう?

もう聞くことはできないんだなぁ。


なーんてね、映画の感想じゃない方向になってしまった。

けど、いちばん近い祖先を戦争抜きで語れないからね。


話しが逸れたからオマケみたいになっちゃうけど、菅田くん軍服姿も素敵だったよ。

櫂の、冷めた学生から熱い軍人に変わっていく過程が若者の心の葛藤を覗き見してるみたいでwww


柄本佑さん演じる田中少尉とのやり取りと、だんだんバディになっていくところも良かったわー♪


あ、佑さんと言えば角替和枝さんも女将役で出てた。

先月観た「ダイナー」にも出演してたよね。

このアルキメデスの大戦が遺作になるのかしら?


戦艦大和はどうして作られたのか?

緊迫の会議室シーンは観る前から楽しみにしていたが、最後に櫂が平山案の欠陥を指摘した時は「さすが櫂少佐!」と思うよりも「 (;´゚д゚`)エエー!ってことは櫂が大和を作ったのと同じことになるじゃんかー!」と悄然としてしまった。


正義のためには犠牲もやむなし。

コッチの正義はアッチの正義ではない。

正義ってなんだろう?