洗濯ハンガーの破損から物と思い出について語る
朝、ベランダの竿に洗濯ハンガーをかけたらフックがパキッと音を立てて折れた。
根元から逝った………
仕方ないので紐で応急処置
左側は無事
この洗濯ハンガーは真ん中の「竿を挟み込むフック」の両サイドに「竿に引っかける補助フック」があり、風でクルクル回らないし傾かないという商品。
もう何年も前のことだが、ピンチやハンガーの枠が傷んでないのにフックが割れて使えなくなることが立て続けに起きて短いスパンで3つ買い替えたことがあった。
全体的にボロボロなら諦めもつくが、ピンチも枠も綺麗だともったいない。
そんな時に見つけたのがこの洗濯ハンガーだった。
「これなら真ん中のフックが壊れても補助フックがあるから大丈夫じゃん!」
今考えると補助フックが先に壊れることもあるかもしれないのに、補助フックは壊れないと信じていたw
その気持ちを受けてくれたように真ん中の挟み込むフックが先に割れ、両サイドの補助フックが長年頑張ってくれた。
使い始めてから間違いなく5年以上は経っている。
いつ買ったかなんて記録してないからなぁ………やっぱり記録って大切だなぁ。
今はブログがあるからありがたい。
補助フックが頑張ってくれたので、真ん中のフックのあとはピンチの吊り紐が次々と割れていった。
プラスチック製の吊り紐だったので劣化が一気にきた。
洗濯ハンガーの救世主「取替用金属スナップ」
私がこんなことをするなんてねぇ、自分でもビックリ。
心に余裕があるからできる節約w
これを取替えつつ使い続けた。
こんな節約上手な主婦みたいなことができるようになりましたー!
【ブログ】\_( ゚ロ゚)ここ重要!記録記録!
さっそく新しいハンガーを買った
補助フックの位置が以前のより外側に移動している
そして長くなった
これは!折れやすくないスか?
心配~
本体は処分するのでまだ綺麗なピンチを外した
なんだか………なんだろう?
2段ベッドを処分した時と同じような心境だ。
雨の日も風の日も雪の日にも夏の暑い日も台風の日でも毎日毎日毎日毎日使ったからかな。
焦りながら干したりイライラしながら干したり、ここ数ヶ月の姫活を始めてからは鼻歌を歌いながら干すことも増えた。
洗濯ハンガーよ、これからも良い仕事をしてくれよ!
近所の魚屋さん跡地(更地にしてお花を植えてくれた)
「物=思い出」ってことか。
そういえば離婚して少し経った時「食器や調理器具を全部置いてきたなぁ」と思ったら急に悲しくなって号泣したことを思い出した。
離婚は清々したから全く悲しくなかったんだけど、自分が選んで買った食器を手放さなきゃいけなかったことが酷く悲しくて泣いた。
食器にそこまで思い入れが深かった覚えがなかったから、自分でも号泣する心境が理解できずに泣いた。
なんだったんだろうな、アレは。
未だにわからん。
ま、食器のことはさておき。
還暦がボチボチ見えてきたお年頃になって断捨離できない人(ダンナ)の気持ちが少しだけわかったような気がする。
「少しだけ」だよ、もちろん。
もうこれ以上わかることはないだろうね。
思い出の品だからって何でもかんでも置いておくのは違うでしょ。
だってさー、それを見ないと思い出さないんだから。
普段必要ないからどんどん倉庫やクローゼットの奥深くにしまいこんで10年15年w
その間一度でもその大切な思い出とやらを思い出して、その思い出の品を倉庫から取り出して、その大切な思い出にひたりましたかねぇ?
そんなに大切な思い出なら手元に置いて節目節目に愛でろっつーの。
ダンナの思い出に口出しはしないけど、物を見ないと思い出さない思い出ならスマホで撮影して画像保存でもしとけ。
どうしても捨てたくないなら自分の部屋から出すな。
トランクルームを借りろ。
別荘を建てろ。
同じ思い出を共有できる人がいる、ってことのほうが重要だけどね私には。