気遣いができない私の いろいろあった一日
昨日ムスコBと別れると、ダンナが駅に向かわず「歩こう」と。
私は診察時間に間に合うように都会の駅構内や病院までの道のりを一生懸命歩いたので足が棒のようだった。
「疲れてるから帰ろうよ、私今夜仕事だし」
ちょっと前の私ならそう言っていただろう。
しかし、ここ最近のダンナは躁状態から普通の状態になっているので少し考えてから発言しようと気をつけている。
躁状態と言ってもダンナが双極性障害を患っているわけではない。
ただ、お喋りが止まらず落ち着いて座っていることができない、文句を言ってもニコニコとして幸せそうな状態が続いていたが、今はそれがなくなって普通になったということだ。
ドンドン歩いて行く。
足がむくんできたのか爪先が締め付けられて痛い。
私は方向音痴なので、どこに向かっているのかサッパリわからなかったが後ろを振り向くとスカイツリーが見えた。
更に先に行くと突然アトラクションがドーン!
東京ドームシティだ(旧後楽園ゆうえんち)
ダンナが「サンシャインシティに行こう」と言う。
つい以前の勢いで「えっ!池袋に行くの?」と言ってしまった。
情けないことに本当に疲れていたのだ。
すると「あ、じゃあ墨田にするか」と目の色が暗くなったので、慌てて「いいよいいよ行こう!」と取り繕った。
後楽園駅構内で、いきなり団子を売っていたのでプレーンとよもぎを購入。
すぐ食べようと思ったのに「電子レンジで40秒チンしたら美味しいよ!」と店員さんが言うので持ち帰った。
方向音痴で地理がまるでわからない私は、池袋はそこからかなり離れているイメージを持っていたが後楽園駅から池袋駅には7~8分で到着した。
池袋は若い頃に何度か遊びに行ったことがある。
サンシャインシティまでトボトボ歩きながら「ああ、ダンナは私を喜ばそうと、私の好きな水族館に行こうとしてるんだ」と思った。
さっき言った「じゃあ墨田にするか」はソラマチのすみだ水族館のことだと気づいたからだ。
なるほど(・А・` )
これは楽しまなくては。
東急ハンズの辺りに差しかかると面白そうな看板が目についた。
小動物と触れ合うルームだw
カフェ形式ではないらしい。
「あ!ここ面白そう!ここに行こう!」
サンシャインシティはもうすぐそこだったが、気になったので言ってみた。
ダンナは「あ、そう?ここでいいの?」とパンフレットを手に取りエレベーターに乗った。
このアニマルルームは「小動物ルーム」と「ふくろう&爬虫類ルーム」に分かれており、どちらかを選ぶシステムだ。
小動物は30分待ち、ふくろう&爬虫類はすぐ入れると言われたが、小動物でお願いした。
店内は狭い
写真の突き当たりの部屋が小動物ルームで、右の緑色のガラスの所がふくろう&爬虫類ルームだ。
グッズも売っている
緑色のガラス窓から盗撮したふくろう
60分コース(膝に乗せるのは4匹まで)を選び、ダンナと私で3,000円。
小動物ルームの中も狭い
「チンチラは隣同士並んで抱っこしちゃダメだから離れて座ってください」とか「ハリネズミは隣同士並んで抱っこしてもいいです」とか「抱っこしたら持ち上げないでください」とか「この子は触ってもいいけど抱っこできません」とか細かいルールがたくさんある。
スタッフもたくさんいる、狭いのに。
まず気になったのはこの子
土下座しているプレーリードッグ
土下座ではなく眠っているだけ。
ウサギ
キンカジュウ
触ってもいいけど抱っこできないルール
チンチラを抱っこした
フワフワだぁ~。
抱っこと言っても膝に乗せるだけ。
ダンナが抱っこしたチンチラはおとなしく膝に乗っていたが、私が抱っこしたほうはすぐに脱走する。
押さえると噛みつかれるんじゃないかと思い気が気じゃなかった。
次に抱っこしたのはハリネズミ
分厚いグローブをして触るルール
可愛い顔だなぁ。
ひっくり返したらダメなルールもあった。
プレーリードッグの散歩
この子も触ってもいいけど抱っこできないルール
次はウサギを抱っこ
思う存分モフモフ
フェネック
触れないルールで残念だったが、見るだけでも活発で可愛らしい。
最後の4匹目の抱っこはスキニーギニアピッグ
白いヒゲみたい
目が赤い
怖がりで触るとビクッとする。
あまり動かないが、小さい声でずっとキューキュー鳴いていた。
普段なかなか触ることのできない動物と60分間触れ合った。
生き物の商売はたいへんだろうなぁ。
ビルを出て駅に行く途中、宮城県のアンテナショップがあった。
ずんだソフトクリーム
ずんだ感は薄かった。
ちょっと残念!と思いつつ帰路についた。
思いがけず小動物と触れ合えたが、早起きしたし歩き続けたし、たいへん疲れた一日だった。