ガンマナイフ治療の流れ
ガンマナイフ治療について知りたい方のために、ご参考まで。
↓ ガンマナイフ治療の大まかな流れはこうだ。
①治療前の検査
必要に応じてCT・MRI・レントゲン・血管撮影などを行なう。
②点滴
あらかじめ血管確保のために点滴を行なう。
③鎮痛剤・鎮静剤の投与
頭部にフレームを固定した際の痛みや不快感を和らげるために、鎮痛剤と鎮静剤を点滴のラインから投与する。
④頭部への局所麻酔の注射
鎮痛剤と鎮静剤が効いてきた頃、頭部に局所麻酔薬を注射する。
⑤頭部へフレームの装着
放射線を正確に病変に当てるため、頭部に金属製のフレームを固定する。
⑥MRIおよび脳血管撮影の検査
フレームを固定した状態での検査で、病変の正確な位置、形、周辺の脳や神経との位置関係を確認する。
⑦治療計画を立てる
これまでの検査結果を基に、放射線を当てる場所や時間を決定し治療計画を立てる。(患者は30分〜2時間待機)
⑧ガンマナイフ治療
放射線を当てる。所要時間は30分〜2時間。痛みや熱を感じることはなく会話もできる。
⑨フレームの除去
治療が終わったらすぐにフレームを除去する。麻酔薬や鎮痛剤は使用しないので、痛みや吐き気を感じることがある。
⑩治療後
数時間ベッド上で安静にする。
頭部皮膚の感染予防、脳の浮腫予防のために抗生物質、副腎皮質ステロイドを服用する。必要に応じて抗けいれん薬を服用する。
開頭手術ではないので翌日には退院可能。
ガンマナイフ治療の効果が現れるのは、早い人で半年、遅くて5年程だそうだ。